DX3「21.262」本文

☆トレーラー

昨日と同じ楽しい 今日と同じ楽しい

世界は楽しい時を刻み

変わらないように楽しい

楽しいは伝播し、広がっていく

大事なものが失われていくのも知らないで

ダブルクロスThe 3rd Edition『21.262』

ダブルクロス、それは裏切りを意味する言葉。

 

ハンドアウト

○PC1

・ロイス「雨寺 愛」ロイス遭遇時任意

 あなたはUGNに属するエージェント、又はその協力者だ。とある日○市における断続的なジャーム化発生事件の解決のためPC3に招集される。

 調査中怪しげな男に路地裏に連れ込まれる少女を発見する。事件とは無関係かもしれないが、放っておくことはできない。

 

○PC2

・ロイス「楽しい」ロイスPたのしいN不快感

 あなたは○市に住むオーヴァードだ。

 巷では「楽しい」を手に入れると楽しくなれる、というよく分からない噂が流れているらしい。そういえば最近昼夜問わず馬鹿騒ぎする輩が増えた気もする。

 あなたは正義感からか、はたまた安眠の為からか問題の解決に動く。

 

○PC3

・ロイス「ジャーム化事件」P興味N驚異

 あなたは○市UGN支部長を任される人物だ。

担当する地区における断続的なジャーム化発生事件の本格的な調査を霧谷雄吾から指示される。ジャーム化の頻度はゆっくりだが日に日に増しているようで、早々に解決しなければ取り返しのつかないことになるだろう。

 

○PC4

ロイス「小野崎 陸」遭遇時任意

 あなたは○市に住むオーヴァードだ。親しい友人だったり不本意ながら借りがある知人だったりする関係のPC2から呼び出しを受け調査に協力することになる。

 調査中ジャームに襲われている少年を助けることとなる。それは単純な正義感や興味からかもしれないが、きっと事件との関連もあることだろう。

 

○PC5

・ロイス「咆哮する巨槍〜ハウルボルグ〜」遭遇時任意

 あなたはUGNに属するエージェント、又はその協力者だ。とある日○市における断続的なジャーム化発生事件の解決のためPC3に招集される。

 PC1と共に調査中路地裏に少女を連れ込む怪しげな男を発見する。彼からはオーヴァードの反応があり、事件との関連も考えられるだろう。

 

○PC6

ロイス「PC3」P信頼N不安

 あなたは本日付で○市に配属されたUGNチルドレンだ。

 挨拶を済ませると早速仕事が舞い込んでくる。あなたの力はきっと事件解決に必要となるだろう。

 

★exシーン(ブランシェ/ばぁちゃる/雨宮がいる場合・優先度順)

 なんでもないような日常。いつもと同じ毎日。そんな日ポストにあなた宛の茶封筒が届いていることに気づく。

 開けない→捨てる、誰かに渡す→処理次第で不利展開。他人が開けてしまう、ミドルの敵が増える等。

 開ける→燃やす、破る→茶封筒の僅かな隙間から心臓が、いやもっと胸の奥が、とてつもない力に引っ張られるような感覚。気を抜けば内臓が全て口から出そうになる。茶封筒の反対側、引っ張られ薄くなった部分はあなたの衝動で埋め尽くされる。

→衝動判定難易度6/侵蝕2d10(ブランシェのみ)

→アクアウィターエLv3取得(HP30で蘇生/侵蝕+10/侵蝕レベルボーナス無し/侵蝕制限無視/1回きり)(Eロイスありえざる存在orEエフェクト異能の継承、バックトラック時に判断→αトランスとかいう素敵アイテムがあったのでこれを使用する)

→もし中身を読む場合以下の内容を開示。

『前略、君はこの世界を楽しんでいるかい?楽しんでいるなら苦難を与えよう。楽しんでないなら加護を与えよう。さぁ、戦いたまえ!ここはそのための世界なのだから!

地平の彼方より』

(次回シナリオ用伏線、今回は特に影響なし。ブランシェが侵蝕面で強いのでそのハンデと早々に侵蝕ダイスが増えるボーナスの2面。ばぁちゃる雨宮は侵蝕増加無しの単純なボーナス。どうせ2人はキャラ作らんでしょ。対象が居なければ他で良さげな人物。それも居なければこのシーンは無かったことに。)

→追記:要らない気がしてきたので没

 

★オープニング1・PC3 PC6「指令」

支部に霧谷から連絡が入り、指示が出る。

霧谷「おはようございます○○支部長。今よろしいですか?」

胃痛「では、早速ですが今回の案件を指示します。近頃そちらの地区でジャームの発生が増えていると報告を受けています。今はまだ緩やかな増加ですが放置すると手遅れになる可能性も否めません。本格的な調査、早期解決をお願いします。」

2時間睡眠「それでは、よろしくお願いします」

→PC6がいる場合ここで入ってきて合流、挨拶

その後PC1と5に連絡を入れる。

 

★オープニング2・PC1 PC5「出会い」

支部長から指示を受け街に出る。繁華街は賑わいを見せているが、その中で怪しげな男に少女が路地裏に連れ込まれるのを発見する。

追跡すると男が

槍「くそっ、追手が早いな。だがここは人の目が通らない!たった2人とはなめられたものだ、覚悟しやがれ!」

と帯刀していた刀を抜きあなた達に斬りかからんと大きく振りかぶったところ、狭い路地裏ゆえに壁に思い切り刀身をぶつけて切先が折れ遥か彼方に飛んでいってしまう。しばらく呆然とする男、後ろで呆れた様子の少女。

→追記:オルガになってしまったので刀は銃に変更。

槍「ま、まて。報復なら俺1人で受ける、この子は見逃してやってくれないか?」

槍「ん?お前ら追手じゃないのか?というかUGN!?ヤッベェ!あ、やばくねぇ!」1人でてんやわんや

槍「ちょうどいい、お前らを信用する。この子を預かってくれないか?」というと

愛「え!?この人たちUGNでしょ!?」少女がうろたえる。

槍「いいから今は従ってくれ。で、どうだ?事情が聞きたきゃ説明する。落ち着いた場所に移動しようぜ」

→説明を受けることを承諾したなら終わり。

 

★オープニング3・PC2 PC4「遭遇」

ある日の夜PC2邸の外でどんちゃん騒ぎが聞こえる。「たのしい!たのしい!たのしいな!」時には爆発音も聞こえとても眠ってられない。

あなたが外に出るとそこは地獄絵図、笑いながら殺し合う人々や中にはジャームも紛れ込んでの大乱闘となっていた。

→適当に場を収める。

→輩を調べた場合開封済みの茶封筒を持っていることに気づく。中身は空っぽのようだ。

その後PC4を呼び出したあなたは調査を始める。するとちょうどレネゲイド反応を察知し、急行すると少年が襲われている。

助ける→陸「ふっ、ふん。こんなやつら、僕1人でもなんとか出来たんだ。余計なお節介だったね。」なまいき

陸「あっ待って、僕愛を探さなきゃいけないんだ。でもさっきみたいに襲われたら危ないでしょ?だからついてきてくれない?」

陸「うわーん置いてくなーえーーん」

陸「ふん、初めから来てくれればいいんだ。大人なんだから。そんじゃ、えーっと、あー、どっち?」

あなた達がとりあえず帰還するなりしたらシーンエンド

→追記:生意気キャラもいいけど押し入りで弟子にしてもらう方がいいかも。ウザキャラだと連れてってくれない可能性がある。

 

★ミドル1「少女と巨槍と」UGN組

 支部、またはセーフハウスや落ち着ける場所でUGN組と槍と愛が合流する。

槍「あんたが支部長だな?んじゃ改めて自己紹介かせてもらおうか」

槍「んっんぅ、俺はFHセル『テッセラクト』エージェント、咆哮する巨槍ことハウルボルグだ」

槍「おっと、勘違いしないでくれ。FHと言っても俺は今お前らと敵対するつもりはない。信用しろってのは無理だろうけどな。証明もできない。ただ今回はこっちとして都合が良さそうだから協力を持ちかけたったとこだ。」

槍「というのもこの子だ。ちょっと用事があってとある研究所に潜入してんだがこの子が捕らわれててな。保護したらバレちまって追われてたとこにお前らがやってきたってのが流れだ。」

槍「用事ってのは情けない話うちの仲間も拐われててね。それの下調べってとこだ」

槍「そんでこの子だが…喋れるか?」

愛「あの…その…雨寺愛です…」

槍「んあー多分この子FHチルドレンだと思うんだよな。でも牢屋みてぇなところに入れられててな。勢いで連れ出したはいいが俺が信頼して預けられる奴はいないし俺が匿うのも無理がある。てなわけで見ず知らずのこの子を助けに来たお前らに託そうってなったわけよ。受けてくれるか?」

承諾後、購入判定等。

 

★ミドル2「たのしいと少年と」

少年を連れて安全な場所へ移動し、落ち着いたところで話し始める。

陸「おじさん達なんて名前なの?」

陸「ふーん、僕はリク。おじさん達もオーヴァードなんだよね?僕もそうだよ、とっても強いんだ。試しにこの辺の建物壊してこようか?」

陸「襲われてたのは…そう、能ある鷹は爪を隠すって言うじゃん?それだよそれ!」

陸「そうそう、愛ちゃんが連れ去られちゃったんだ。僕が車に乗ってたら知らないおっさんが愛ちゃんを連れててね、誘拐だーってピンと来たの。それで車から駆け下りて追いかけようとしたんだけど見失っちゃって。その後おじさん達に見つかったと、そんな感じ」

陸「おじさん達暇そうだし愛ちゃん探すの手伝ってくれない?」

陸「じゃあ僕もおじさん達手伝うからさ、ね?きょーどーせんせんだよ!」

☆調査判定

◎少女と男の行方・噂話4

「あなた達のいう少女と男は(UGN支部)に数名とともに入ったようだ」

◎『楽しい』について1・裏社会7or噂話10

「『楽しい』とは不思議な茶封筒の呼び名である。それを開けると楽しいという感情が溢れ出てくるらしい。出所は不明」→『楽しい』について2解禁

(封筒を調べる場合)・知覚5

「異質なレネゲイドの反応を感じる。あまりいい気はしない」

愛の行方を開示でミドル3へ移行。

 

ミドル3「UGNとFHと」全員

陸組がUGNの居所を突き止めて突入、合流するシーン。ドアを蹴破る等適当にやってもらう。

争いが起こりそうな場合描写

愛「喧嘩しないで!」

その声は、音は、あなた達に緊張感を与え冷静さを取り戻させるには十分なものだ。

槍「あーすまなかった。拐ったのは事実だが、事情がある。お互い一回話し合おうや?」

情報共有後、協力関係を築いてもらう。

落ち着いた時、伊織から電話。

伊織「PC3ですか?今回バックアップを担当する伊織弓弦です。こちらで怪しそうなポイントの下調べがついたので現地調査をお願いします。」

伊織「ちなみに今どのような状況ですか?」

伊織「子供達の保護ですか。お疲れ様です。しかしFHチルドレンとなると厄介ですね。多少時間はかかるかもしれませんが、専用施設のエージェントを手配しましょうか?」

伊織「はぁ!?はぅ…えっ…ファルツハーツ!?…はぁ、なに考えてるんですか。支部長も何か考えがあっての事でしょうが、何かあった場合責任は取ってくださいよ?それにこれはあまり公言しないでください。僕は聞かなかったことにします。」

伊織「それでは無事を祈ります。」

その後捜査に向かうこととなる。→伊織から爆破事故のあった工場の位置を教えられる。聞き込み調査も継続。また、愛陸槍との会話を望む場合次シーンに可能。

☆情報判定

○『楽しい』について(据え置き)

○『ハウルボルグ』及び『FHセル:テッセラクト』について・情報UGN45(UGN関係者のみ)/情報FH40(UGN関係者は選択不可能)

(事前開示情報)「この情報はFHセルリーダー専用Dロイス『工作員』によって高度な隠蔽がなされている。この情報自体はフレーバー程度で取得しなくても進行上一切問題はない。彼がFHの関係者であることを証明するためのものである」

(情報成功時開示)「そのようなセルは現在、過去共に一切の記録がない。」

 

ここでPCロイスを取るんだよ!

 

★ミドル4-1「廃工場」PC任意

 爆破事故のあった現場。表向きはマスクの生産をしていたが、機器不良により爆破炎上、全壊に至ったらしい。だがそれにしてはほぼ更地であり焼け残るだろう柱や梁なども全て倒壊している。

 調べられる範囲を捜査、または会話ロール。なにもない場合、伊織から連絡が入り地下が見つかる。地下がぱっと見見つからないのはUGNの工作であり、一般市民からの隠蔽と現場保存のため。

→追記変更分:隠蔽工作は無く地下への入り口が見つかる。こちらは瓦礫を避けた跡があり最近人が通ったことがわかる。→槍が生き埋め状態だった愛を助けた時に避けた瓦礫。

 地下は収容施設と研究所が兼ねられた場所の様だ。しかしそこまで大規模ではなく、5人程度が生活する程度の広さである。ここで研究されてたらしい資料も見つかるが、一部は暗号化されている。

☆情報判定

○資料解読・知識:暗号7-11/交渉8-12

「どうやら感情に関する研究をしていた機関のようだ。その資料からこのようなことがわかる。

『連携している別セルの研究所が何処かから入手したレポート。これは革命的なものだ。光るマスクなど使っている場合ではない』(簡単情報)

『人は感情をバランスよく保つことで自我を安定させることができる。逆に言えば感情を偏らせれば自我を失いより衝動を強められるのだ。感情の増幅を研究すれば効率的により強いオーヴァードを生み出せるだろう』(複雑情報)」

○事故原因について・知覚9/知識レネゲイド7

「機器不良の火事にしてはあまりにも倒壊の程度が大きい。焼け跡からレネゲイドの反応もあり、オーヴァードの仕業であることは間違いないだろう」

→槍に報告する→何も知らない様子を見せるがほんの少し心当たりはあるようだ。

 

★ミドル4-1-2

「陸のいたセルを調べる」という宣言があった場合のみ出現。伊織が位置を調べてくれたり陸が連れてってくれたりする。

 元々ゴーストタウンの廃ビルであり、こちらも工場と同じように木っ端微塵に爆破されている。人気のない場所であり、UGNはこの時点では確認していない。このセルは陸を除き壊滅。

 地下は拠点で特にめぼしい情報はないが、陸の生活はあまり優遇されたものではないとわかる。

→追記:陸と愛のセル拠点は逆の方が都合良さそう。なので逆に修正。犯人によるセルの破壊→槍が調査→地下から愛を救出の流れは推理してもらいたい部分だし。まぁ推理したところで犯人出るの次だがな

 

★ミドル4-2-n「突撃街角調査班」PC任意

最近の異変や行方不明者の直前の動向、そして『楽しい』についてを中心に聞き込み調査や図書館、インターネットでの調べ物をしてもらう。

基本1人ずつ登場。他PCやNPCは呼べば出る。侵蝕余裕そうならこっそりサボって遊ぶことも可能にしてみる。その場合適切な技能判定でなんらかのボーナスあげてもいい。

☆調査判定

◎『楽しい』について2・情報噂話9/裏社会7

「茶封筒の流通は新興宗教団体『極楽鳥』が裏で糸を引いているらしい。『極楽鳥』の信者になった人間の捜索願いもいくらか出ているようだ」→『極楽鳥』について解禁

→追記:「教会について調べる」なんて宣言やロールプレイがあれば次の情報達成値に+2(実質難易度6)する。

◎『極楽鳥』について・情報噂話8/裏社会8

「数年前に発足し、ここ数ヶ月で信者が爆発的に増えている新興宗教。『歓喜天〜ガナパティ〜』という人物が教祖である。」

→教会本部の位置情報解禁、襲撃可能

 

☆ボーナス判定(登場侵蝕の半分をプラス?)

装甲+、ガード+、ダメージ+、技能達成値+、回復、アイテム、侵蝕-などなど 温泉でやったような感じ

 

★ミドル5「楽禍幸災」人の不幸を喜ぶ様

教会本部に攻め入ることになる。外見は街中で見るような大きめの一軒家程度のもの。建物の天辺や入口の上部に双喜門と呼ばれる紋が飾られている。信徒達も当然出入りしている。ワーディングなどで一般市民である信徒を無力化するなどしてからスタート。

☆FS判定

【5ラウンド経過で終了】

①信徒を無力化し無人になった教会、まずは怪しいところがないか捜索しよう。

→槍がいる場合鯨のソナー的な能力でダイス+2

【知覚8/進行3で次へ】

②地下への入り口にはロックがかかっているようだ。解除しよう。

→愛がいる場合落ち着く物質を付与しダイス+2

【知識:機械8/進行6で次へ】

③セキュリティのレーザーが作動しているようだ。かわしながら進め。

→陸がいる場合熱感知による指示でダイス+2

【回避9/進行10で次へ】

④最後の門だ。こじ開けろ!

【何かしらの攻撃9/進行13で終了】

☆ミドル戦闘

教室よりひと回り広いような空間、そこには膝をつく信者達に囲まれている1人の男がいた。

喜「よもやこんな場所はご足労とは。まずは歓迎いたしましょう」

喜「そうです、私が『極楽鳥』教祖の『歓喜天〜ガナパティ〜』。人々の障害を取り除き楽を与える者です。あなた達はUGNで間違い無いですね?」

喜「この場所を見られたからには生かして返せませんね。裁きを与えましょう!」戦闘開始

☆戦闘後

喜「う…この地下のことを知った者を生かすのは残念ですが…ここは撤退ですね。ですが!ただでは帰りませんよ!?」

喜がエネミーエフェクト【鮮血の牙】Eロイス【歪んだ囁き】を陸と愛に宣言。彼らを自分の近くに寄せる。元々鮮血の牙で血を与え従者のように扱える。また、歪んだ囁きでPC達への感情を怒りと哀しみに変更する。

→追記:歪んだ囁きはエンディング前に入れることにする。ここでは鮮血の牙だけ。

喜「おっと、下手なことはしないほうがいいですよ?それには爆弾を仕掛けてあります。もし万が一爆発しようものならこの場から脱出できる私以外皆死にますよ」

喜「この子達は適合体です。だから必要、それではごきげんよう」瞬間退場により姿が揺らめくように消える。

●もしこの場にいない場合支部から誘拐されたことを知る。

喜「う…この地下のことを知られたものを生かすのは残念ですが…ここは撤退ですね。ここを見つけ出したあなた達のことです。また近いうちにお会いするかもしれませんね。それではごきげんよう」瞬間退場により姿が揺らめくように消える。その後伊織から連絡

伊織「やっと連絡がついた、今どこですか?大変です!○市支部から連絡を受けたのですが支部が襲撃に遭い陸君と愛ちゃんが連れ去られたとのことです。判明してる部分だと襲撃者はFHセル『極楽鳥〜ヘブンズバード〜』のエージェントです。被害状況の確認や怪我人の手当は順次進めていますので、『極楽鳥』の追跡はあなた達にお願いしてよろしいですか」

伊織「御武運を」電話が切れてシーンエンド

 

★ミドル6「た*しい」任意PC

教会地下施設の調査や愛陸喜の行方を調べることになる。

☆調査判定

○『楽しい』について3・知識:人類7-13/情報UGN FH9-14

「『楽しいの茶封筒』は『楽しい』という感情を増幅させるものではなく、『喜怒哀楽』における『喜怒哀』の感情エネルギーを抜き取るデバイスである。(簡単情報)

抜き取ると言っても完全に0にすることは出来ず、開封者が『喜怒哀』の感情を取り戻すことで発狂は収まる。(複雑情報)」

○感情研究レポート・知識:人類9

「一般に人は喜怒哀楽の4つの感情を有している。この内『喜』は頭の位置、『楽』は心や魂の位置に存在する。中間にある『怒』は「頭に来た」というようにどちらかと言えば頭に近く、『哀』は「心が痛む」ように魂に近い。

ダンカン・マクドゥーガルの実験に則って被検体の質量を『楽しい』を抜き取る前後で測定したところ魂の重さである『21.262g』が丸々減少していた。これは『楽しい=魂』と言っても過言ではないだろう。

脳科学が発達していない現代では『喜』を抽出するのは困難だが、『魂』さえ操ることができれば死者の蘇生さえ可能かもしれない」

更に感情を封じ込める茶封筒の製造方法が記されている。

◎陸と愛について・知識:暗号8-12/交渉:8-12

「感情暴走をさせる個体は成長期の子供の方が伸び率が良い。なので、別セルからFHチルドレンを購入することにした。これには私のあらかじめ血を仕込み、有事の際に備えておく。(簡単情報)」

「兵器には同等の対向勢力を用意するのが定石だ。これにはノイマンの頭脳を有する私が『喜』の感情を制御することで解決する。(複雑情報)」→歓喜天〜ガナパティについて解禁

歓喜天〜ガナパティ〜について・情報UGN10/FH10

ノイマン/ブラム=ストーカーのクロスブリード。衝動は加虐。持ち前の頭脳と血液操作により人々を心から体まで支配する。『障害(試練)を排除させることで幸福にする』を名目とし親殺し、子殺しなど非人道的な行為を強要する。」

◎愛陸の行方・情報:UGN7/情報:FH7

「感情は色や温度、音など外からの影響で変動する。特に人を介した影響は多大である。例えば感情暴走した者がテレビなどに映ればそれをみた人間にも影響があるだろう」

→愛陸の行方は『TV局』

 

ここで最後のロイス確認だよ!

ギミックにも関係してるからちゃんと聞こうな

 

★クライマックス『喜怒哀楽』

TV局前の広場までやってくるとそこにはヨハンが40,50人の部下を連れて待ち構えている

ヨ「お、情報通り現れたな。父上からの指令でね。お前らはここで全滅ゲームオーバーだ。」

ヨ「覚悟しろよ、UGN、そしてハウルボルグ!」

槍「えっ俺ぇ!?」

槍「何でお前が俺の名前を…って聞くのは野暮か。どうせこれもやつのシナリオなんだろ?あぁわかったよ!やってやるよ!」

槍「っと、悪いがお前ら。ここは俺に任せてくれないか?どうやらご指名のようなんでな。愛と陸は頼んだぜ」

ヨ「あぁん?舐められたもんだな。そもそもここをどうやって突破する気なんだ?お前ら皆殺しだぞ?」

槍「若もこの状況なら許してくれるだろ。まぁ見てな。能ある鷹は爪を隠すって言うだろ?あいつら助けるまで止まるんじゃねぇぞ」

そう言うと彼の体が膨れ上がる。それは他のキュマイラのような狼やクマなどとは比較にならないほどの巨躯。魔獣白鯨。その存在感はバロールの能力が展開されていないにも関わらず周りの重力が増したような気さえする。彼が吠える。その咆哮は大地が割れたのではないかというほどの振動を呼ぶ。彼がツノを一薙ぎする。その一撃はヨハンの連れたエージェントの半数以上を一掃しTV局までの道を開く。

→TV局潜入が可能。素早く受け身をとったヨハンとディアボロスは白鯨に対して戦闘態勢、他のエージェントも続いて構えを取り始める。

ディアボロスはブランシェから身を隠すようにしているが、ちゃんといる

使用エフェクト

【一角鬼】【イオノクラフト】【完全獣化】【究極獣化】【巨神獣化】

ちなみにHPが400億ある。

★TV局潜入

 スタッフ(風間ニノwithライフル)が避難誘導しており、1階第二スタジオにてテロリストが占拠していることを知る。

 「テレビの放送を止めたい」などの要望があった場合ゴリラと道中で遭遇。その辺は彼が止めてくれるのでスタジオへ誘導。

 スタジオへ向かうと意識のないスタッフが多数倒れており、セット上で『歓喜天〜ガナパティ〜』と何やら機械が取り付けられた愛陸が座らされている。愛陸に意識はない。

喜「いやー皆さん、ちょうど良いタイミング。ハッピーですねぇ!今まさにこの2つに感情を流し込むところだったんですよ。それでは早速スイッチオン!」

愛陸の装置が起動し2人は数秒痙攣し、意識が戻る。→ここでEロイス『歪んだ囁き』PCへのロイスを怒り、哀しみに変更する。

愛「ここはどこ、わからない、悲しい。あなた達…は…うぅ…わからないけど…あなた達を見ると…頭が痛い…哀しみが…溢れてくる…」彼女が展開するワーディングはあなた達も思わず涙を流しそうになるほど哀しみに満ちている。

陸「なんだろう、とってもイライラする、ムカつく、特にお前ら!お前らを見てると、こう、胸がムカムカするんだ!」彼の放つワーディングは肌が焼けつくような怒りを帯びている。

→哀しみが頭、怒りが胸に違和感を覚えるのは他の感情を取り戻す兆しがあるため。データと逆の場所が疼くことで気づいてほしい。

適当にロールした後クライマックス戦闘。

戦闘中愛陸の説得を試みた場合、雰囲気で頭や胸を抑える、行動させない、戦闘から離脱するなどの段階的なアレやソレする。

その辺は戦闘データにて

 

☆バックトラック

○Eロイス

  • 歪んだ囁き×2(ロイス変更:歓喜天)
  • サディスティック10(10ダメ回復:歓喜天)
  • 加虐の宴(デス爆弾:歓喜天)

○条件次第で追加

  • 砕けちる絆×2(ロイス破壊:陸)
  • 拒絶の結界×2(バリアー:愛)

○予備(侵蝕次第で追加)

  • 堕落の誘い(衝動判定侵蝕100%:歓喜天:ダイス2つ分)
  • 予告された終焉(終わりの始まり:愛)
  • 虐殺機関(終わりの始まり:陸)
  • 実験体×2(愛陸Dロイス)
  • ありえざる存在(茶封筒)

 

○愛陸が死亡した場合と生存した場合でエンディング分岐、とは言ってもどうせアドリブになるだろうから今決めない

○死亡時はUGN職員が事後処理に向かってくる

○生存時は疲れて眠ってしまった愛陸の措置を決めてもらう

○広場の戦闘はヨハンやFEエージェントは逃げてしまったようだが数人は倒れている。槍はどこにも見当たらない。

○各自アフターなどはアドリブ、がんばれ!

 

☆全員終わったらマスターシーン

とある廃墟、人影が2つ。

槍「おう、若!帰ったぜ」

若「おかえりハウル。厄介ごとに巻き込まれて災難だったね。まぁ無事に帰ってきたんだ。言いつけは守れたようでよかったよ」

槍「俺様だぞ?当然だ。まぁヨハンを吹っ飛ばしたりはしたんだがな、ガハハ」

若「ヨハンを吹っ飛ばしたぁ!?能力使ったのか!?」

若「…はぁ、いやそう言うことか。分かった、お疲れさん」

槍「んで、そっちはどうよ?」

若「上々だよ。この世界の想いの強さは今までで最高だ。ロスとピュアにも接触してきた。これなら可能性は十分にある。さぁ、作戦開始だ!」

部屋を後にする2人、そこにはガランガランと鈴の音が鳴り響いていた。

次回!完結!ドン!

 

☆経験点

  • 最後までプレイした→1点
  • 事件を解決した→1点
  • ガナパティを倒した→1点
  • 陸が生存した→1点
  • 愛が生存した→1点
  • 陸愛両方が生存した→1点
  • ハウルボルグと共闘した→1点
  • FS判定を攻略した→3点
  • Eロイス→9点
  • Dロイス→2点
  • 侵蝕点その他ボーナス