泣いた赤鬼

 久しぶりのtrpg。人に読ませるものではないけど残したいので。

 現段階で既に変更案があるし、セッション中も多分適宜内容変更する。

前感想

 実はあきと主伝説のシナリオの続きにやろうと当時準備中にプロットだけ作ってたシナリオ。伝説を残されたせいで頓挫した。

 トレーラーは酔っ払い卓投稿主の妙楽さんの動画から。突貫工事シナリオなのでほぼ丸パク。トレーラーだけなので内容は全く違うけど。

 能力値用経験点はあきと主がダイス増加エフェクトまで取ると侵蝕青天井になるので雀の涙の抵抗。FS判定は言われてから入れりゃ良かったって思った。忘れてたわ。

 

以下メモ内容をほぼそのままコピペしたもの。

トレーラー

 少女は鬼狩りの神童であった。

 彼女は若くして人里を捨て、悪鬼羅刹を殲滅せんと山に籠った。

 しかしながら彼女の細腕は多くの鬼を狩るには力不足であった。

 彼女は鬼を喰らい力を奪った。

 喰らい、喰らった。喰らい尽くした。

 彼女が鬼を滅し人里に戻ると、「それ」を目にした少年はこう言った。

ーーー「鬼が出た」…と。

ダブルクロス The 3rd Edition

『泣いた赤鬼』

ダブルクロスーーー

それは裏切り者を意味する言葉。

 


目的・正体

FH「ゼガルガ」ブラック/エグザ/ソラリス

 UGN研究所から手に入れた資料からキキさまをFHの戦力としたいと考える。まずは村に溶け込み情報を集めることに成功したが、キキさまは想定よりも危険な存在だったためUGNにキキさまを弱らせるか、最悪共倒れを狙ってレネゲイド濃度を上げUGNを誘う。

キキさま キュマイラ/ウロボロス

 鬼狩りの神童。狩りをするたびよりバケモノに近づいてしまい、なれ果ての姿を人々に恐れられたことにショックを受け山に追いやられてしまう。

 ただし、村の人々は災厄(ジャームなど)から守ってくれていることを理解しておりある程度の信仰心があるためそれをロイスと代替しキキさま自体のジャーム化はしていない。

 


 所持ロイスは「Dロイス:鬼狩りの神童》と「剥落村」。好感度が高いと判断できれば、そのPCのロイスを取得する。

 固有Dロイス《鬼狩りの神童》

 バックトラックまでの侵蝕率が120%でそれ以上上がらない。《遺産:鬼斬の古太刀》を扱うことができ、侵蝕率119%以下でジャーム化せずに帰還できる。

 


チャート

導入

前調査

村へ移動

→図書館

→→村の伝承と吟遊詩人

→山の麓の公園

→→鬼ごっこの情報と山の立ち入り禁止

→村長の家

→→鬼姫の襲撃

→→→鬼姫の逃走判定、分断

↓一時休憩と調査判定、キキとのロール

村長(FH)の追い詰めパート、クライマックス

 


シーン1

まず「剥落村」ってなに

シーン2

いざ「剥落村」へ

シーン3-1

「剥落村」役場兼図書館

シーン3-2

「剥落村」山の麓の公園

シーン3-3

「剥落村」村長邸

シーン4

キキさま襲撃

シーン5

情報収集

シーン5Α

キキさまと

シーン6

FHの正体

クライマックス

 


本文

ハンドアウト

○PC1

・シナリオロイス「紙芝居」

・推奨感情 好奇心/憐憫

 あなたはとある支部のエージェント、またはイリーガルだ。

 あなたは街を歩いて居る時、ふと紙芝居をしている男を見つけ興味を惹かれる。その物語に何か予感を感じさせながら「剥落村」の調査へ向かう。

○PC2

・シナリオロイス「ゼガルガ」

・推奨感情 執着/猜疑心

 あなたはUGNエージェントだ。

 数年前「剥落村」で活動しているらしいFHエージェント「ゼガルガ」を追っていたが、その村を訪れた際に足取りを追うことはできなかった。

 上層部はもうその場にいないと判断し撤退の命令を下したが、あなたはそれに納得していない。そんな中、「剥落村」の不穏な状況を知る。

○PC3

・シナリオロイス「剥落村」

・推奨感情 比護/不安

 あなたはとある支部支部長だ。あなたの担当地域近辺の「剥落村」でレネゲイド濃度の急上昇が確認された。その原因を探るためあなたはメンバーを集め「剥落村」へ向かう。

○PC4

・シナリオロイス「霧谷雄吾」

・推奨感情 任意

 あなたはUGN関係者だ。「剥落村」の異常な状態を見て、霧谷雄吾から出撃依頼を受ける。

 本来なら過剰戦力に思える動員だ。しかし彼の勘が正しければ、今このタイミングで人員を多く導入すればより多くの悲劇を避けられるだろう。

○PC5

・シナリオロイス「剥落村」

・推奨感情 好奇心/猜疑心

 あなたはフリーランスのオーヴァードだ。

「剥落村」に伝わる伝承について個人的な興味を持っており、それとレネゲイドに関係性を見出している。だからこそ「剥落村」のレネゲイド濃度上昇に違和感を持っており、UGNに協力することを決める。

 


基本経験点150点+能力値用経験点30点+EE4点

じゅもんさんの陽炎シナリオが動かないのであれば9/11,21時〜

 

 

 

導入

1 紙芝居を見る。→トレーラー読み上げからシームレスにPC1の導入

2 何かしらのミッション後。ふと「剥落村」は過去の調査ではFHの足取りが途絶えてしまったことを思い出す。

3 市部員から「剥落村」のレネゲイド濃度が急激に上昇していることを知らされる。

 すべきことは「剥落村」経験者のPC2を呼ぶことと霧谷へ連絡すること。

4 霧谷から依頼を受ける。

5 協力者などから「剥落村」の情報とUGNが動くことを知る。

 


《シーン1 まず「剥落村」ってなによ》

 顔合わせと「剥落村」について再調査するシーン。購入判定もここで。

情報判定

①「剥落村」の過去の調査 UGN:4

②「剥落村」の伝承 オカルトor噂話:7

③「ゼガルガ」について。情報UGN8

 


①数年前にUGN研究施設を襲撃したFHエージェント「ゼガルガ」を筆頭とする一派を追跡中逃げ込んだとされる村。

 当時は大きな爆破後のようなものだけが残っており、何かしらの戦闘や妨害工作後にまた拠点を移したかその後の動きがないことからそのまま死亡したと見られている。

②「鬼姫様伝説」が語り継がれている。内容は紙芝居の物語と同様のもの。その主人公の少女が「キキさま」と呼ばれている。

③エグザイル/ブラックドッグ/ソラリスのトライブリード。自身の身体の改造と爆破による攻撃を得意としている。

 その能力からUGN研究施設を数人で襲撃し、半壊させ逃亡。「剥落村」の方角へ向かっていたが、足取りが途絶えてしまった。

→派生「研究所について」情報:UGN6

 研究所は元々レネゲイドを吸収するレネゲイド(主にエグザイルの《異世界の因子》や古代種の《リプレッション》)を研究していた。後にウロボロスの研究施設となる。

 


《シーン2「剥落村」へ》

 まずは移動手段を提示してもらう。

 バスが通っているし車で移動可能だが、電車はない。ディメンションゲートは村の入り口までしか無理。

 剥落村に到着すると案内板がある。

・旅館《情報:噂話》7

・公園《回避》7

・定食屋《情報:噂話》6

・公民館《知識:メディアorウェブ》8

がある。分担を決めて終わり

 


シーン3-1:旅館。

 女将が出迎えてくれる。

《情報:噂話》成功で情報入手。

観光地について教えて貰える。

「山の山頂…よりは8分目かな。そのくらいに社があるの。そこでキキ様にご祈祷すると無病息災や厄払いの縁を結べるのよ。」

「ただ今は封鎖されててね、村長の許可がないと入れないの。」

 


シーン3-2:公園。

 子供達が遊んでいる。

《回避》に成功で情報入手。

ごっこをしている子供達を見るとどうやら鬼役が逃げている。

「鬼ごっこって鬼が逃げて、キキ様が追いかけるんだよ!」

「キキさまに食べられちゃったら、キキさまに吸収されて、それでその力になるの!」

「おじさんたちもやる?」

(遊ぶのであれば日常に触れることで侵蝕-1する。このタイミングのみ可能で、時間経過によりシーン4まで登場が不可になる。)

 


シーン3-3:定食屋。

 定食屋のおっちゃんがいる。PC2がいるなら覚えててくれている。

定食を食べると日常に触れて侵蝕-1する。(PC1人につき1回)

「いらっしゃい。何にする?」

「おや、あんたぁ何年か前に山の爆発調べに来たあんちゃんだね。またなんかあったんかい。」

→適当に話した

「そういや最近身体が重たくてよ。畑の爺さんやタケ坊なんかここ2日くらい寝込んでるって話なんだ。村のみんなも気が立ってて、なーんか嫌な予感がするよな。」

 


シーン3-4:公民館

 ここでは村の伝承を調べることができる。

《情報》成功で情報入手。

「その昔、この村の近くの山に鬼が住んでいた。その鬼から人々は逃げることも逆らうことも許されていなかった。」

「とある日、神童が生まれた。少女は齢7にして山に篭り鬼を狩った。その後数年徐々に鬼がいなくなり、最後に人里に顔を見せた鬼を最後に現れなくなった。」

「村の民は彼女に感謝し、彼女を待ち侘びた。しかし彼女は帰ってこなかった。村の民は彼女のために社を建てた。いつ彼女が帰ってきてもいいように」

 


シーン4:村長邸

 村長の家に許可を取りに行くシーン。

 家に行くと子供が迎えてくれる。

「お客さん?」

「おじいちゃんだね。うん、奥の部屋にいるよ。あんないするね。」

「この部屋だよ。どうぞ」

お爺さんは木のベットの上でデスクワークをしているようだ。

「客人かね。このような格好ですまない。もう自由に動けなくてね。」

「君たちは何様でここに来たのか」

「すまないね。最近街に瘴気が帯びておる。キキ様が荒れておるのじゃろう。数年前もその後山で災厄が起こったのじゃ。だから今、それを許可することはできん」

→適当なタイミングで大きな音。かなり近く、館の納屋のあたりだ。

 


シーン5:ミドル戦闘

 納屋が爆破されている。まだ遠くに行ってないはずだが、時間がかかれば野次馬が集まるだろう。《ワーディング》の使用を促す。

《ワーディング》を使用した場合、キキ様が現れる。オーヴァードであるPCたちに襲いかかる。→戦闘

→戦闘後

 負傷したキキ様は《瞬間退場》で撤退する。山の方面に行った様に思える。シーン終了。

→キキ様に攻撃せずに1ラウンド消化した場合

 キキ様は《瞬間退場》で撤退する。山の方面に行ったようだ。

 これによりキキ様の好感度が上がり、クライマックス戦闘で敵対化しない。

 


シーン6:情報整理

 これまでの情報から方針を決めるシーン。

 山に行きたいという宣言があった場合、そのPCの追跡を許可する。→シーン7:キキ様へ

情報収集

《爆破について》7/12

 屋敷の納屋の爆破はレネゲイドの反応が出た。間違いなくゼガルガの仕業だろう。となるとその付近に彼が居たはずだ。

→追加情報

 納屋に貴重品は特になく、納屋の爆破や中の物が目当てではなさそうだ。その場合彼はなぜそんな行動を起こしたのだろうか。

 


シーン7:キキ様

 山へ向かったPCは《知覚》8などの判定で捜索できる。PC1のみ達成値に+3の補正をかける。

 キキ様は戦闘した場合傷を癒している。手を出さなかった場合、PCを警戒しつつも攻撃をする様子を見せない。

 キキ様は長い時を経て「言葉」を忘れている。基本的に威嚇の唸り声を上げるが、PCの語りかけによっては徐々に警戒を解いていく。

 ここで好感度が高いと判断できればクライマックス戦闘でキキ様は敵対しない。

 


クライマックス:

 PC達が山に居ないかつミドル戦闘でキキ様を弱らせていた場合、ゼガルガが洗脳したキキ様を味方につけて襲ってくる。

 PC達が山にいてキキ様の好感度も高い場合、ゼガルガが山に赴き戦闘を仕掛けてくる。

「僕の目的はこのキキ様とかいうバケモノを味方につけることでね。彼女は素晴らしい力を持っている。他者のレネゲイドを吸収し、行使する力だ。そんなモノ聞いたことがないだろう?この力があれば僕だって下剋上ができる。」

→彼は数年前からこの村にいるのでウロボロスについて知らない。

「は…それだと僕は何のためにこの村で何年も過ごしたんだ!?バカにするのもいい加減にしろ!」

「まぁ仮にそれが唯一の力でなくとも、強大な力であることには変わりない。これは僕の手駒にさせてもらう!」

→クライマックス戦闘。下記参照。

衝動判定「ゼガルガの放つ自己顕示の欲望が、飢餓の衝動が、貴方達の衝動をも刺激させる。」

 


→ゼガルガ撃破

「僕の…野望が…」

→敵対キキ様撃破(キキ様のロイス無し)

 苦しそうに、悔しそうに、しかしながらどこか安堵したようなうめき声を上げて倒れ伏す。

→ キキ様生存でゼガルガ撃破(キキ様ロイス無し)

 即座にその場を立ち去り、この村には一切顔を出さなくなる(ロイスが失われた為)。

 

→キキ様生存でゼガルガ撃破(キキ様ロイス有り)

 PC達の方へ向き直り、一礼をして去っていこうとする。その後はまた守り神として山に篭り、長い時を過ごす。

 語りかけ、UGNや村の民に会わせるというのであればついてきてくれる。

 バケモノ形態は1,2ヶ月の訓練でほぼ人と同じような見た目になり、言葉も徐々に取り戻すことが可能。

 


エンディングは流れ

 


敵データ(侵蝕計算済み)

○キキ様

HP350

侵蝕120(ダイスボーナス+3)

行動値20

装甲0

ガード値 3d10+3 (鬼斬りの古太刀+レネゲイドイーター)

・行動パターン/ミドル戦闘

 《加速する時》と手番でPC1人をランダムに攻撃。この時同じラウンドで同じ対象は選ばない。

 HPが80〜100程度削れた場合《瞬間退場》を使用し、戦闘終了。

 2ラウンド目のクリンナップでも《瞬間退場》を使用。村のレネゲイド濃度上昇による自身の不調を顔に出す。

 PC達が一切攻撃行動を取らない場合、1ラウンド目のクリンナッププロセスで《瞬間退場》を使用。戸惑ったような様子で撤退する。

 その後は山の祠で体を癒そうとしている。

 


・行動パターン/エンディング

 HPはミドル戦闘から引き継ぎ。PC達が事前に回復行動を取っていた場合はそれを考慮。

 《蝕む声》への対抗ダイスは8dx (盲目の羊込み)。この時、PCへのロイスがあるならばタイタス昇華で「達成値+1d10」を使う。このダイスはPLに振らせる。

 《蝕む声》対抗失敗の場合はPC達へ攻撃する。《加速する時》は使用回数が残っていても使用しない。

 《蝕む声》対抗成功の場合はゼガルガを積極的に攻撃する。ただし、好感度の高いPCからの意見であれば聞くこともある。

 戦闘不能になった場合「村の人々」のロイスを昇華し復活する。その場合彼女はエンディング後にジャーム化する。

 


13dx7+10 渾身

D10+10 ガードした対象には更に+20/ダメージを与えた時シーン中対象のあらゆるダイス-5個

 


○ゼガルガ

HP239

侵蝕160(ダイスボーナス+4)

行動値7

回避 6dx+2(10dx+2)

装甲4

・行動パターン

1ラウンド目

 最速で《加速する時》から《蝕む声》をPC+キキ様に使用。キキ様にのみ《盲目の羊》5を併用しダイス-5個する。

 手番では「キャノン砲」で最もPC達が多いエンゲージを攻撃。

2ラウンド目

 《異形への変貌》を使用。ヒロアカのブーストのような薬物を使用するような描写を入れる。その後《衝動侵蝕》による衝動判定。これに失敗した場合「飢餓の変異暴走」を受ける。

 以降《加速する時》と手番で「キャノン砲」を連打。《エクスプロージョン》の使用回数が尽きた場合、《アナザーセルフ》を使用。それでも足らない場合は外して攻撃。

・技

8dx+4 《蝕む声》〈意思〉との対抗、命中時「UGNとその協力者の排除」の行動をとるようになる。タイタス昇華で解除可能。

 


9dx7+8 キャノン砲/範囲選択

13dx7+8 ドリルキャノン/範囲選択/異形への変貌後

D10+14 蛇毒Lv4付与

《コンセントレイト:エグザイル》4

《無機なる四肢》3

《エクスプロージョン》4

《流血の胞子》4